子どもを伸ばす育児法【0〜3歳編】

[第1回]男は“オチンチン力”、女は“感受性”〜子どもを伸ばす育児法とは!?

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『男の子はもっと遊ばせろ』などの著書で知られる、カリスマ家庭教師・松永暢史先生。将来伸びる子どもに育てるために、どうしたらいい!?

”男”と”女”はちがう生き物!


私は、「教育コンサルタント」いわゆる家庭教師として、小学生から高校生まで幅広い年代の子どもたちの指導にあたっています。

受験のための単なる知識の詰め込みだけでなく、子どもの能力や生きる力を伸ばすために、どうしたらいいのか……長年、子どもとその家庭を観察してきた結果、一つの答えにたどりつきました。

男の子は小さな頃の遊びがじゅうぶんであればあるほど、将来伸びやすい。

一方、女の子は、小さな頃から「かわいい」と育てられ、それと同時に厳しくしつけられてきた子が伸びる――。

“男”と“女”はちがう生き物です。子どもの力を伸ばすためには、男の子と女の子で、育て方もちがう、というのが私の結論です。

子どもたちをよく見ていると、男の子は「外に飛び出して」、女の子は「身の回りの小さなことから」、さまざまなものを発見、観察、体験し、成長していきます。

たとえば、家族でデパートの食器売り場に行ったとしましょう。膨大な食器のなかからお気に入りの一枚を見つけ出すのが女の子、はるか向こうにあるおもちゃ売り場を見つけていきなり駆け出し、迷子になるのが男の子です。

この感覚的な性別のちがいを理解し、子どもが本来持っている力を発揮させてあげることが、能力を伸ばすことにつながるのです。

男はオチンチン力、女は感受性


子どもが本来持っている力とは何なのでしょうか。私は、男の子は“オチンチン力”で、女の子は“感受性”だと考えています。

男の子の“オチンチン力”をわかりやすく言うと、“ちょこまか動かずにはいられない力”です。いつもプラプラしているオチンチンを有する男の子は、無意識のうちに気が散りやすく、興味のおもむくままにチョロチョロ動き回るという特性を持っています。

お母さんや先生からすると「これだから男の子は…」と嘆きたくもなりますが、しかし、このオチンチン力こそが、オモシロイことを求め、探し、見つけ、その過程で発展的なアイディアを思いつく力の源なのです。

一方、女の子にとって大切なのは“感受性”……かわいいものやステキなものを見つけ、それをきちんと表現する力です。

花や動物などに対する愛情をみずみずしい言葉で表したり、人の気持ちを敏感に察して子どもなりにやさしい言葉をかけている女の子を見ると、「かわいらしいなぁ」と心が温かくなりませんか。どんなに頭がよくて、見た目が美しく、お金持ちだとしても、きらきら光る感受性がなければ、魅力は半減です。

細やかなことに目が届き、心をふるわせる感受性があるからこそ、勉強や仕事、暮らし、子育ての中に、小さな幸せをたくさん見つけられるのではないでしょうか。

男の子は“オチンチン力”を、女の子は“感受性”をつぶさずに育んであげることが、子どもの成長の源泉になるというのが私の哲学です。

公開日:2015/01/18