Q 妊娠中に蕎麦…食生活は赤ちゃんのアレルギーに影響する?

妊娠中に口にしているものが、お腹の赤ちゃんのアレルギーを引き起こすのではないかと心配になる気持ち、よく分かります。私もつわりの時にそばしか食べられず、大丈夫かなぁと不安でした(でも大丈夫でしたよ)。自身やパパがアレルギーを抱えている場合は、なおさら気になるところですよね。

妊娠中や授乳中の食生活と子どもの食物アレルギーとの関連については、統一した見解がなくさまざまな意見がありますが、「アレルギーを引き起こす可能性のある食べ物を妊娠期間中に除去しても、子どものアレルギー発症を予防する効果はない」との結論が、今のところ一般的のようです。つまり、おそばをまったく食べなくても、子どもがそばアレルギーになることもあるということになります。

ただそのいっぽうで、妊娠中の食事がお腹の赤ちゃんのアレルギー発症とまったく無関係かと言うと、そうではないようです…。卵や牛乳を過剰に摂取することや、インスタント食品やファーストフード、スナック菓子などの添加物を食べ過ぎることは、アレルギーを引き起こす可能性があると言われています。何でも偏りすぎはよくないということですね。妊娠中は栄養のある食品をバランスよくとることが大切と聞きますので、そばもいいですが、他にも努めて色々と食べるようにしましょう。

お腹の赤ちゃんはママの体を通して栄養をもらい、体の基本構造を作っていきます。そう考えると妊娠中のママの食事がいかに大切か、ちょっと考えさせられますよね?

アレルギーについては必要以上に神経質にならなくても大丈夫。バランスよく、楽しく、おいしく食べましょう!(2011/1/5)