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Q 注意欠陥・多動性障害(ADHD)ってどんな症状?治療法はある?

多動性障害について教えてください。どういう症状があると疑われるのですか? 何歳くらいになると診断がつき、どういう治療がされるのでしょうか?
多動性障害は、一般的には「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」と言われます。忘れ物やなくしものが多い、集中力がない、落ち着いて座っていられない、結果を考えずに反射的に動いてしまう…といった症状の、どれかが強かったり、混合していたりするそうです。

身近な例としては、小学校に入っても授業中ずっと座っていられず突然立ち上がって歩き回ったり、他の子に話しかけたりして、授業の妨げになってしまうということが、最近よく話題になっていますね。

ただ、こういった症状は、就学前の幼い子どもにはごくふつうの行動なんですよね。落ち着きがなく動きが活発なのは、好奇心旺盛で元気な証拠ともいえます。だから、就学前にADHDの診断がつくことはあまりないようですよ。

子どもが落ち着きがなくて心配なのでしょうか?何歳なのかわからないのですが、子どもの行動に戸惑いどうしたらいいかわからない場合は、まず自治体の発達相談の窓口に行ってみるといいと思います。どのように対応したらいいのかアドバイスをもらえますし、必要に応じて病院なども紹介してくれると思います。

発達相談は、保健所や保健センター、子ども家庭支援センターなどに窓口がある自治体が多いと思いますが、わからない場合は役所に「子どもの発達の相談をしたいのですが、どこに相談したらいいですか?」と問い合わせてみてくださいね。(2011/1/23)

公開日:2015/10/16