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Q 妊娠に気づかず、虫歯治療で麻酔をしてしましました。胎児の影響って?!

妊娠に気づかず、虫歯治療で麻酔を使用してしまいました。胎児に影響はないのでしょうか?
妊娠期間中であってもほとんどの歯科治療は可能、と考えている歯医者さんが多いようです。局所麻酔はもちろんレントゲンや治療後の鎮痛剤、抗生物質なども、胎児に影響が出ることはまずないと言われていますので、安心してくださいね。

ただ、妊娠初期は赤ちゃんの体の基礎が作られる大切な時期。重要な器官はほぼ妊娠4週〜13週、月数でいえば妊娠2カ月〜4カ月に形成されるため、この期間は薬による影響を最も受けやすいと考えられています。ほとんど影響がないのは確かですが、なるべくならこれからしばらくは避けたほうが無難だと思います。

もしまだ治療が残っているなら、しばらくは最小限の処置にとどめ、安定期に入るのを待ってしっかりと治療するのがいいかもしれません。妊娠中の歯の治療を受けるのに適した時期は、中期の5カ月〜7カ月だと言われています。ただし、たとえ初期でも強い痛みや不快感がある場合のガマンは禁物。応急処置でもいいので治療してもらったほうが、精神面でも食生活の面でもメリットが大きいはずです。

妊娠中は口の中が酸性になり、虫歯が進行しやすい状態になると言われています。つわりで歯磨きがおろそかになることもありますよね。出産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、歯の治療のための通院時間はなかなか取れません! できるうちにしっかり治療しておきましょうね。(2011/2/10)

公開日:2015/10/25