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【出産】、【悩み】

Q 陣痛促進剤を使った出産って本当に大丈夫?

予定日を一日すぎ、健診に行ったら陣痛促進剤を使い出してあげたほうが早いかもと言われ入院することになりましたが、出産経験者から今は陣痛促進剤は使わないほうがいいらしいと聞きました。どうなんですか?
「陣痛促進剤(=子宮収縮剤)は使わないほうがいい」ということはないですよ。お友達は事故の報道などを目にしてそう言ったのかもしれませんが、この薬があるから、助けられる命がたくさんあるそうです。

なかなか起こらない陣痛の呼び水として使われたり、出産が長引いてママの体力が限界のときや、赤ちゃんの元気がなくなり一刻も早く出してあげるときなどに使われています。

前に取材した先生は「予定日を過ぎると、難産になったり、帝王切開や吸引分娩などの率が上がるから、なるべく予定日前に出産するために陣痛誘発をすることがある」と言っていました。

ただ、どんな薬もそうであるように子宮収縮剤にもリスクがあって、使い方を誤ると子宮破裂や胎児死亡などを起こすことがあるそうです。薬も使いようなんですね。今はそういうことが起こらないように、ガイドラインが作られていて、必ず分娩監視装置を装着し、赤ちゃんとママの状態を確認しながら投与することになっているんです。

でも、このまま不安を抱えながら出産をするのは精神的によくないですよね。入院するときに主治医の先生に不安を伝えて、もう一度説明を受けてみてはどうでしょう?

どうして促進剤を使うのか、どんなリスクがあるのか、自然にお産がはじまるまで待つことはできるのか、よく説明を受けて自分自身が納得した上で、出産に挑みましょう。

赤ちゃんに会える日が楽しみですね!(2011/4/18)

公開日:2015/12/17