Q 三度目の流産をしてしまいました…
先日、三度目の流産をしてしまいました。私には四歳になる娘がいます。二人目を希望して、三回の流産とも自然妊娠ですが、二回目までは心拍確認できず流産、血液検査の結果、抗核抗体が40の陽性だったので、三回目の妊娠発覚後すぐに小児用バファリンとデュファストンを服用しながらでしたが、心拍確認後に流産でした。産婦人科の先生からは、習慣性流産かもしれず、不育症の疑いがあるので、相談にのれる病院を紹介しましょうと言われました。年齢は36歳ですが、まだ二人目をあきらめたくありません。娘に兄弟姉妹を作ってあげたいし、夫も私ももう一人子どもが欲しくてたまりません。不育症というのはどのような検査があって検査と治療にはどれくらいお金と時間がかかるのでしょうか?不妊症のような助成はあるのでしょうか?時間的にも金銭的にも、まだ希望がもてるのであれば頑張りたいので、どうか教えてください。
公開日：2016/05/21
妊娠しても流産や死産を繰り返す不育症に悩む女性は、国内に140万人いるとされ、年間3万人が発症しているそうです。そもそも流産は1度の妊娠で15％程度起こると言われているのですが、繰り返し流産するときは何らかの原因が隠れている場合もあるそうですから、やはり一度きちんと調べたほうがいいように思います。
原因には子宮の形に異常がある場合のほか、染色体や免疫の異常、胎盤などに血栓ができやすいなど様々あると聞きます。専門外来で検査治療をした人のうち約8割が出産できるという報告もあります。ぜひ一度、紹介してもらった病院を受診してみてはいかがでしょう。
検査は血液検査に加え、必要に応じて項目がふえるようです。困ったことに検査や治療には自費診療が多いので、出産までにかかる費用は通常の妊娠よりも平均40万円ほど高くなるとも…。
それでも、ここ2年間で治療費の助成を始める自治体が急速に増えているようですよ。まずはお住まいの自治体はどうかを確認してみてくださいね。無事に二人目を出産されることを祈っています!(2011/11/5)