Q 体質が変わった？牛乳で下痢に…

こどもの頃は牛乳やヨーグルトが大好きで、どんな牛乳やヨーグルトでも食べたり飲んだり出来ました。が、いつからか特に冷たい牛乳を飲むと必ずお腹を下すようになってしまいました。友人や母親、主人でさえも『大人になってから牛乳を飲むと、お腹が下ってしまうようになった』と言っていました。体質が変わったと言うことなんでしょうか？こうゆうことはよくあるんでしょうか？

大人になって牛乳を飲むとおなかを下すといった話はよく聞きますね。我が家のパパもまさにそのタイプで、牛乳は一切ダメ。どうやらこのような人の多くは「乳糖不耐症」という体質が原因のひとつようです。

授乳期の赤ちゃんは、母乳やミルクに含まれる「乳糖」を消化分解する酵素が体の中で作られているんです。でも、成長するにしたがって、母乳やミルク以外で栄養を摂るようになると、だんだん乳糖消化分解酵素が作れなくなって、体が牛乳を受け付けなくなるのだそうです。でも、ヨーグルトやチーズは微生物によって乳糖がある程度分解されているので、あまり症状が出ないことが多いとか。

乳糖不耐症は人種や地域によって差があって、白人には少なく、有色人種に多い傾向で、日本人はなんと8割以上にのぼるとも言われています。酵素が出なくなってしまう原因ははっきりと解明されていないそうです。

牛乳でおなかがゴロゴロする人は、牛乳が合わないということ。乳製品以外でタンパク質やカルシウムを補えばいいと思いますよ。(2012/8/16)

公開日：2016/10/14