Q 妊娠5週で流産、胞状奇胎…なぜ？

胞状奇胎（ほうじょうきたい）は、胎盤のもととなる絨毛組織が異常に増殖して、子宮内で水泡状の粒がまるでブドウの房のように増えてしまう病気だそうです。精子と卵子の受精異常によって起こると考えられていますが、その原因はわかっていません。

ほとんどの場合は2回の処置で治るのですが、まれに、異常な絨毛組織が子宮筋内に入りこんで「侵入奇胎」になったり、それがガン化してしまうことがあるため、最低でも半年間は、1ヵ月に1回通院して、経過観察するそうです。

こんな風に言われると怖くなってしまうと思いますが、前に取材した産婦人科の先生は「昔は1〜2％の確率でガンになっていたので、今はガンになる前の段階で発見して治療できるように、定期的に検査している。だから最近は、ガンにまでなることは、まず無い」と言っていましたよ。月に1回の受診は、負担に感じることもあるかもしれませんが、必ず医師の指示通りに通院しましょう。早く回復しますように。（2012/12/8）