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Q 歯磨きしても虫歯ができる?

3歳の息子なんですが、恥ずかしながら、2歳の頃に虫歯ができ、大暴れ、大泣きしながらも治療しました。それからは歯磨きもがんばっていたのにまた虫歯ができました。どうして虫歯はできるのですか?虫歯は移るとききました。下の子の虫歯は予防したいのですが、どうしたらいいですか?
虫歯の原因は、口の中にいる虫歯菌(ミュータンス菌)。虫歯菌は歯に残った食べ物のカスに住み着き、糖分を分解して酸を作ります。その酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてしまう。それが虫歯です。でも、唾液には酸化して溶けた歯を元に戻そうとする働きもあるんです。虫歯になりやすい人、なりにくい人がいるのは、歯並びや歯の形、唾液量なども関係しているようです。

虫歯菌は、生まれた赤ちゃんの口の中にはいないそうです。虫歯菌を持つ大人やきょうだいと同じ箸やスプーンを使ったり、口移しで食べたりすることで移るとか。でもあまり潔癖になりすぎるのもどうなんでしょう。虫歯はゼロだけど、家族が親密になれない、なんてことになっても困ってしまいますね……。

磨き残しのないように歯磨きをするのは、大人になっても難しいものです。ときどき保健センターや歯医者さんで、磨き方指導を受けるといいと思います。歯並びに合わせた磨き方や、磨き方のクセを知ることができます。そうして寝る前の歯磨きをしっかり習慣づけていきましょう。おやつの回数を減らして、唾液による歯の修復時間を作るのも大事なことかな、と思います。(2013/1/6)

公開日:2017/02/02