毎日おしえて!

【病気・事故】、【悩み】

Q みかんの食べ過ぎで黄疸になるって本当?

1歳2ヵ月の息子のコトで相談をさせてください。息子はみかんが好きで、ここ最近1日1個のペースで食べています。それで何気なく見たのですが、息子の手のひらや足の裏が黄色っぽいような気がします。以前祖父に「みかんを食べ過ぎると黄疸になる」と聞きました。本当なのでしょうか?受診した方がいいのでしょうか?
「みかんを食べ過ぎると黄疸になる」というのは誤解です。

みかんを食べすぎると皮膚や手のひら、足の裏などが黄色くなることがありますが、これは「柑皮症(かんぴしょう)」といって、みかんの色素であるカロチンが皮膚に沈着するために起こるものだそうです。みかんを食べるのを止めれば元の色に戻るので心配いらないといわれています。

一方、「黄疸(おうだん)」は、肝臓の病気などにより、血液中のビリルビン(胆汁色素)が異常に増加し、皮膚などが黄色く見えるものです。発熱や嘔吐などを伴うことも多いそうです。

黄疸の場合は白目も黄色くなりますが、柑皮症の場合は黄色くならないので、医師は白目の色を診断のひとつの目安としているそうです。気になる症状があったら、小児科を受診してみてくださいね。(2012/1/8)

公開日:2018/07/24