やってはいけない!いじめ対策

[第3回]いじめを見抜く!32のチェックリスト

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いじめ発見には子どものどんな態度や行動に注目すればいいか…。山脇先生の著書『教室の悪魔』(ポプラ社)の中から32のチェックポイントをご紹介。

【いじめ発見のためのチェックリスト】

□1.最近よくものをなくすようになった。
□2.学校のノートや教科書を見せたがらない。
□3.親の前で宿題をやろうとしない。
□4.お金の要求が増えた。あるいは親の財布からお金を持ち出す。
□5.学校行事にこないで欲しいと言う。
□6.すぐに自分の非を認め、謝るようになった。
□7.学校のプリント、連絡帳などを出さなくなった。
□8.ぼーっとしていることが増えた。なにもしていない時間が多い。
□9.無理に明るく振る舞っているように見える。
□10.学校のことを尋ねると「別に」「普通」など、具体的に答えない。★
□11.学校のことを具体的に聞こうとすると怒る。
□12.話題に友だちの名前が出てこない。
□13.学校に関する愚痴や不満を言わない。
□14.保護者会、個人面談で何を話したかを過剰に気にする。★
□15.寝つきが悪い。悪夢を見ているようで夜中に起きる。
□16.倦怠感、疲労、意欲の低下。
□17.原因不明の頭痛、腹痛、吐き気、食欲低下、痩せ、などの身体的症状。
□18.何に対しても投げやり。
□19.以前は夢中で楽しんでいたゲームなどをあまりやらなくなった。
□20.理由のないイライラ。
□21.ちょっとした音に敏感になった。
□22.身体を見せたがらない。一緒に入浴したがらない。
□23.衣服、制服、靴などを、親の知らないところで洗う。
□24.友人からの電話に「どきっ」とした表情を見せる。
□25.急に今までと違う子とつきあうようになった(不自然な友人関係)。★
□26.以前では考えられない非行の出現(万引きなど)。
□27.外に出たがらない。外に出た時に周囲を気にしている。
□28.金遣いが荒くなった。★
□29.成績の低下。
□30.もの忘れがひどくなった。
□31.自傷行為。(リストカットなど)
□32.死をほのめかすようなメモ、日記。

★マークは、加害者の場合にも共通する特徴です。

「ものをよくなくす」や、教科書やノート、体操着など「学校の持ち物をみせたがらない」のは、破られていたり、落書きなどのいたずらをされている可能性が。以前は違ったのに「すぐに謝るようになる」のも要注意。反射的に謝る癖がついている可能性があります。

「原因不明の頭痛、腹痛、吐き気、食欲低下」などの身体的症状が頻繁に起きる場合は、まずは病院を受診して。病院で原因がわからならい場合は、診療内科や児童相談所に相談してみて下さい。「自傷行為」や「自殺をほのめかすようなメモ」を見つけた場合も、早めに診療内科など専門機関へ相談を。

また、「学校のことを具体的に話したがらない」「保護者面談の結果を気にする」「交友関係が変化する」などは、加害者の子どもにも見られる特徴です。

公開日:2015/02/20