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【育児】、【悩み】

Q 理解が早い子は早死にするって本当?

2歳半の息子のことで相談です。2歳になる前から話し始め、今は3歳の子と違わないくらい話します。アルファベットや数字に興味を持ち、アルファベットはもちろん、数字は3桁まで読みます。色は10色以上わかり、数の概念も理解し数えますし、最近は英単語も覚え始めました。本人の興味のままに質問に答えていたらいつの間にか覚えていました。それらはとても喜ばしいことなのですが、私の曾祖父が怖いことを言っていました。『理解が余りにも早い子は早死にする』迷信だとわかっているのですが、やっぱり怖いです。科学的にそのような可能性はありますか?
賢い息子さんで先が楽しみですね!

さて、「才能ある者は早死にする」なんて言われることがありますが、これは、才能ある人が若くして亡くなったときに、その人の死を惜しむときに使われる決まり文句なんです。「理解が余りにも早い子は早死にする」は、その言葉が変化したものなのでは?

また、「神に愛されたものは若死にする」とも言われます。これも才能ある人の死を悼み、「神様に才能を愛されて、あの世に連れていかれてしまったのでしょうがないね」と考えて、気持ちを納得させようとした言葉のようです。「美人薄命」なんて言葉も、一緒ですよね。

これらの言葉は統計的なデータから出ているものではないですし、根拠もありません。心配せず、息子さんの成長を喜び、楽しみながら、見守ってくださいね。

ちなみに、万有引力の法則を発見したニュートンは84歳、世界的な作家のゲーテは83歳で天寿を全うされたそうですが、二人とも子ども時代から優秀だったそうですよ。(2012/2/1)

公開日:2018/09/04