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おむつなし育児のはなし
3.昔はトイレトレーニングなんてなかった?
今の80歳、90歳のおばあちゃんたちに昔のおむつはずしの話を聞くと、「1歳でおむつがはずれた」とか「2歳になるまでにはどの子も卒業していた」とおっしゃいます。「2歳はともかく、1歳なんてウソでしょう? 記憶が間違っているんじゃないの?」と思いますよね?

でも、もっとよく話を聞いていくと、おばあちゃんたちの中では、“排泄が自立すること”と“おむつをはずすこと”がイコールではないようです。

排泄の自立は、決まった場所に歩いていき、自分でおしっこやうんちができるようになること。これは今も昔も変わらず、だいたい2歳〜3歳頃です。

でも、昔は、排泄が自立する前から、おむつをはずしていたのです。赤ちゃんがおしっこ・うんちしたそうなタイミングを見計らって、両親・きょうだいが便器やおまるや庭先などに赤ちゃんを連れていって、排泄させていたようです。

こうして幼いうちから「おむつの外」でさせる経験を自然に積み重ねているので、何か特別なトレーニングをしなくても、子どもたちはしかるべき年齢になれば自分でトイレに行ってできるようになっていたんですね。

おばあちゃんたちにとって、それはごく当たり前のことだったようで、こちらがトイレトレーニングの話題を出すと、「トレーニング?」と首をかしげます。おむつはずしで苦労したという記憶もあまりないそうです。

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