不妊手術
避妊法の決定版!?精子や卵子の通路を絶つ手術。一度手術したら妊娠は難しく―。
避妊のしくみ
精子や卵子の通り道を手術で切断して、妊娠を不可能にする。
成功率
ほぼ100%
メリット
- 手術後も、性欲や性感に変化がない
- ほぼ100%の確率で避妊できる
- 女性の「卵管結紮術」は帝王切開の手術と同時にできる
デメリット
- 一度手術してから元に戻す手術もあるが、自然妊娠は難しくなる
- 麻酔や出血など手術に関わるリスクが高まる
- 極めて稀に、手術後に妊娠してしまう例も
コスト
10~30万円ほど
方法
女性の不妊手術は「卵管結紮術(らんかんけっさつじゅつ)」。開腹手術し、卵管を縛るか、切り離します。帝王切開のときに同時にこの手術を行うことも可能。
開腹手術の場合は数日間の入院が必要だが、最近は、お腹を大きく切らずに腹腔鏡を使った手術をしている病院もある。
卵巣機能や女性ホルモンの産生に影響を及ぼすことはなく、手術後も月経がある。
男性の不妊手術は、泌尿器科でおこなう「パイプカット」。局所麻酔をかけて陰嚢の皮を切開し、両側の精管を切って結ぶ。所要時間は20分ほどで、日帰りでできる手術。
(2011年10月から掲載)