もし地震がきたら?行動マニュアル(お家編)

いつどこで地震にあうかは分からない!いざという時の対処法を、シーン別に詳しく紹介。これを読んだら実際にシミュレーションしてみよう。

ママの心がまえ

とにかく命を守る

地震が起きたら、子どもと自分の身の安全を確保することが第一優先。

慌てずに、机やテーブルの下にもぐり込んだり、大きな家具が倒れたりモノが落下してこない安全な空間に避難を。

クッションや座布団などがあれば頭にかぶせて保護しましょう。

子どもが離れたところにいたら

子どもと離れた場所にいたら、無理に呼び寄せたりせず、「○○にいなさい」と大きな声で指示を出すようにしましょう。

揺れている最中に呼び寄せたり、助けに行ったりすると返って危険な目に合うことも考えられます。子どもも親も、まずはその場で自分の身を守ることが先決。

普段から各部屋に安全なスペースを作っておいて、「地震がきたらここにもぐってじっとしてね」という風に訓練しておきましょう。

まだ自由に動けない小さな赤ちゃんは、大きな家具や落下物の心配がないお部屋やスペースで過ごすよう日頃から注意しておきましょう。

火が出たらどうする?

火が小さいうちは消火器で消し、火が自分の背の高さを越えてきたら避難を考えること。

一般的に火が天井についたら消火できないと言われているので、火が天井に届きそうだったら、赤ちゃんと一緒にすぐに外に逃げましょう。

火災が起きると、火よりも有毒ガスを含んだ煙によって命が奪われます。

できるだけ煙を吸わないようハンカチや衣類で口を覆い、煙は上から充満してくるので姿勢を低くして避難しましょう。

小さな赤ちゃんはママが着ているTシャツやセーターをすっぽりかぶせて抱っこして避難を。

揺れがおさまったら

揺れがおさまったら、家族の安否や火災の心配がないか、家が倒壊する心配がないか、など被害の状況を確認しましょう。

床にガラスの破片などが散らばっていることもあるので、スリッパや靴を履いて足を保護して。

津波や山崩れ、がけ崩れなど二次災害の可能性も確認。家にいると危険な場合はすぐに避難を。

こんな所で地震がきたら?

まずはどう行動するか?部屋別にご紹介

キッチン

  • 火を使っていたら、真っ先に消す。
  • すぐに消せない場合、激しい揺れの最中に無理をして火のついたコンロや鍋に近付かない。熱い鍋が落ちてきて火傷することも。
  • まずは火から離れ、テーブルの下やモノが落ちたり倒れてこない場所に避難して、子どもと自分の身の安全を確保する。
  • 揺れがおさまるのを待って消火を。

リビング

  • 大きなテーブルの下にもぐり込む。
    →防災用具の補強棒でテーブルの脚を5本にしておけば耐震強度もアップして安心。
  • ローテーブルなどでもぐり込めないときは、クッションや座布団などで、赤ちゃんと自分の頭を守る。

トイレ

  • 閉じ込められないようにすばやくドアを開け、スリッパなどをドアにかませておく。
  • タンクのふたが落ちてこないか注意を。

お風呂

  • 滑らないように注意しながらドアを開けて避難経路を確保しておく。
  • 洗い場にいる時はかがんで頭を低くし、子どもや自分の頭を洗面器などで保護する。

寝室

  • 布団を頭からすっぽりかぶったり、枕などで頭を保護する。
  • ベットの上にタンスが倒れてきたり、ものが落ちてこないようなレイアウトが大前提。