月経以外の出血!何が原因?
定期的に起こる月経以外に、子宮からの出血がある――こういうときは、下記のようないくつかの原因が考えられます。中には心配いらないものもありますが、重大な病気が隠れていることがあるので、必ず受診して、原因を調べてもらいましょう。
妊娠に伴う出血
受精卵が子宮内膜に着床するときにわずかに出血する「着床出血」や、胎盤が形成されていく過程で出血が起きる「絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)」などが考えられます。流産の兆候で出血することもあります。
排卵に伴う出血
毎月排卵日頃に出血する場合は「排卵出血(中間期出血)」の可能性もあります。排卵するときに、卵胞がやぶれて卵子が出てくるときに、わずかに出血するのです。
ホルモンバランスの乱れ
排卵していなかったり(無排卵)、排卵に時間がかかる(遅延排卵)など、排卵に何らかの問題があるときに出血が起こることがあります。少量の出血が、10日以上だらだらと続くことが多いでしょう。
子宮や膣の異常
ポリープや子宮筋腫、子宮頸がん・体がんなどがあると、不正出血をおこします。
性交中や性交後に出血がみられる場合も、びらんやポリープ、子宮頸がんの可能性があります。
不正出血の量はさまざまで、ごく微量のこともあれば、たくさん出血することもあります。鮮やかな赤色、赤茶色など、血の様子もケースバイケースです。
(2011年2月から掲載)