絵本選びのポイント
対象年齢は参考程度に
ほとんどの絵本には、裏表紙などに「対象年齢」が明記されています。これは子どもの発達を踏まえ、出版社が基準としているもの。
でも、3歳で、乳児向け絵本のハッキリした色使いや言葉のリズムが楽しくて好き!!という子もいれば、1歳なのに、4~5歳児向け絵本の虫や動物に興味シンシンという子もいます。
同じ1冊を、赤ちゃんのころは絵を見るだけ、大きくなったら文章やストーリーも理解して・・・と、何年も楽しんでいる子もいます。対象年齢は参考程度にして、しばられることなく自由に選んでみて下さい。
何冊くらい用意する?
1歳くらいまでは、新しい絵本を次から次へと楽しむより、気に入った絵本を繰り返し見て楽しむ時期です。
ですから、最初からたくさんの数をそろえる必要はありません。5冊くらいあれば充分。赤ちゃんが自分で選べるくらいがちょうどいいと思います。成長とともに少しずつ増やしていきましょう。
ママが読みたいものを!
ママたちからよく「どんな絵本を買っていいのかわからない」という声を聞きます。でもあまり難しく考えないで。
書店のランキングやネットの口コミなどを参考にするのもいいですが、とにかくママが「面白そう!楽しそう!」と思ったものを選びましょう。
赤ちゃんにとって絵本はママと一緒に楽しむもの。ママが気に入ってワクワクしながら読んであげれば、赤ちゃんにもその楽しさが伝わります。
でも、有名なロングセラーや話題の絵本ばかりに偏らないよう心がけてみて下さい。自分のカンを頼りに、いろいろな絵本を手にとってみましょう。
知名度はないけれど、わが子のお気に入り!!そんな1冊に出会えたら、喜びもまたひとしおです。
ママ友と絵本を買いに
絵本を買うのに、今はインターネットを利用する人も多いでしょう。読んだ人の感想もたくさん掲載されているし、宅急便で自宅まで届けてもらえるので、忙しい子育てママにはぴったりの購入方法かもしれません。
でも、街の書店に出向いて購入する利点もあります。赤ちゃんの絵本選びでは、内容だけでなく、本の大きさや重さ、手触りなども大切なポイント。大きすぎて見にくくないか?ページがめくりにくくないか?など、実際に手にとってみないとわからないこともあります。
ママ友と一緒に買いに行くのもおすすめ。「この本よかったよ」とか、「これはうちの子には不評だった」・・・など、楽しい会話の中にヒントがあったり、自分では選ばないような作品に出会えることもあります。別々のものを購入すれば、後日取り替えっこして楽しむこともできますね。
(2012年3月より掲載)