よくある悩み
ページをどんどんめくる
読み聞かせをしているときに、赤ちゃんが次から次へとページをめくってしまったり、ひっぱって破いたり・・・なんていうことも。
でも、赤ちゃんがページをめくるのは、絵本に興味がある証拠。ママは「ダメでしょ!」と叱ったりせず、めくる楽しみを味あわせてあげましょう。
絵本を破いてしまったときも、「あ~かわいそうかわいそう。絵本さん痛い痛いね」と言って、テープで修理をするところを見せてあげて。ママの姿から、本を大切に扱うことも徐々に学んでいきます。
何度もせがまれるときは
子どもはお気に入りの本が見つかると、飽きるまで何度も何度も読みたがります。できれば、本人の気の済むまで読んであげたいところですが、ママがつらくなったら、子どもに一番お気に入りのところを聞いて、そこを繰り返し読んであげて下さい。
もうこれ以上は無理、終わりにしたい・・・というときは、「また明日いっぱい読んであげるね」と、期待を持たせて終了するようにしましょう。
「今日はおしまい!また明日」と言って、一緒にパチパチパチと拍手をすると、意外とすんなりあきらめることも。ぜひ試してみて下さい。
寝かしつけで読んであげているときは、声をだんだん小さくしていく、といった演出も効果的。ストーリーもあまりドキドキワクワクするような作品は避けましょう。
アニメやキャラクター本ばかり・・・
ベストセラーの名作など、ママが「ぜひ読んほしい!」と思っている絵本を、子どもは気に入ってくれないこともあります。
3歳くらいになると、アニメやテレビに出てくるキャラクターものの絵本ばかりを読みたがって困る・・・というママも。
でも、名作と呼ばれる絵本もアニメの絵本も、子どもにとって本であることに違いはありません。「よい絵本」「悪い絵本」と区別せず、子どもが興味があってワクワクできるものを優先してあげるのが一番だと思います。
ママにとってはあまり歓迎できない絵本でも、「これはだれ?」とか「どんなことするの?」など、子どもに内容を聞いてみると、目をキラキラさせながら、いろいろ教えてくれたりします。
名作絵本は、保育園や幼稚園に行くとたくさん読んでもらえるので、触れ合うチャンスはいくらでもありますよ。
(2012年3月より掲載)