旅行編
最初の旅行はなるべく近場で
月齢にもよりますが、長時間の移動は赤ちゃんの体に負担をかけます。1歳未満の赤ちゃん連れの場合、移動は3時間以内をめどに行き先を決めましょう。
午前中に出発して、お昼過ぎに目的地に着くようなスケジュールがいいですね。特に、初めての旅行は「旅行の練習」ぐらいに考えて、近場を選びましょう。
また、1~3歳くらいの子どもでも、無理な遠出は禁物。大人の都合だけで振り回さず、子どもも一緒に楽しめるプランを作りましょう。
宿泊先選びのポイント
プレイルームが完備されていたり、月齢別の離乳食メニューが用意されていたりと、赤ちゃん連れに配慮された宿泊施設が増えています。
旅行会社のプランでは、お子様連れ歓迎の宿にはマークが付けられていることが多いので、参考にしてみて。
1歳未満の赤ちゃんがいる場合、畳のある旅館や民宿が落ち着いて過ごせます。温泉施設に行くなら、内風呂のある部屋や家族風呂がある宿を選んでおくといいでしょう。
ベッドタイプの部屋を選ぶ場合、ベビーベッドの貸し出しがあるか、大人用ベッドから落ちないようにベッドをくっつけるなどの対応をしてもらえるか等、聞いてみてください。
予約時には、赤ちゃん連れであることを必ず伝えましょう。離乳食期の赤ちゃんや、アレルギーの心配がある場合は、事前にメニューの確認を。さらに食事の希望があれば伝えておくといいですね。
おねしょ対策は万全に
旅の盲点になりがちなのが、おねしょ。おむつを卒業した子でも、環境が変わると緊張して、おもらしをしてしまうことがあります。
もらしてしまった場合に備えて、布団が濡れないようにバスタオルを敷いておいたり、専用のおねしょシートを利用するという手もあります。
また、旅先で必ずおねしょをするタイプの子には、「今日は特別ね」と言って、紙おむつを履かせてあげるのもいいですね。
万が一、布団やベッドを濡らしてしまったときは、内緒でチェックアウトしたりせず、必ずスタッフに一言謝ってくださいね。
持ち物:手持ちのバッグ編
移動中に必要なものはこの中へ!
おむつ
3~4枚
飲み物、食べ物、お菓子、おもちゃ
イザ使うときに慌てないよう小分けしておくと便利
ポーチや小さめバッグ
財布や切符などの貴重品はポーチに入れて紛失防止
健康保険証と母子手帳
旅先でケガや病気になったときに困らないよう、必ず持っていきましょう
持ち物:ボストンバッグ編
宿泊先で開ければOK
おむつ
5~6枚×日数分
1日にいつも使う枚数×旅行の日数分を目安に少し多めに用意すると安心
調乳グッズ(ミルク育児の場合)
お着替え
宿泊日数分(1泊1組)+予備で2組くらい用意
携帯用おむつ処理袋
消臭機能があり、においを漏らさずオムツ処理ができるので旅先では重宝します
宅配便が便利
電車移動の場合は、赤ちゃんを抱っこしたりベビーカーを押しながら、ボストンバッグや手荷物まで運ぶのは大変。そんなときは、宅配便を利用すると便利です。宿泊先に荷物を送ることをあらかじめ知らせておきましょう。
また、帰りも行きと同様に、荷物とお土産などを宅配便で自宅に送ると、身軽に帰宅できます。
電車はお昼寝の時間に合わせて
駅や車内が混雑している状況だと、赤ちゃんも興奮して、いつも以上にグズってしまうことが。生活リズムができている赤ちゃんならば、お昼寝の時間帯に合わせて電車に乗るのがおすすめ。
電車に乗る前に授乳をして、オムツ交換を済ませておけば、赤ちゃんも気持ちよくお昼寝してくれるはず。
飛行機はサービスを満喫
チケット予約はネットより電話がおすすめ。
赤ちゃん連れであることを伝えれば、座席の指定ができたり、機内での赤ちゃん用サービスの情報も尋ねられます。
空港内ではベビーカーの貸し出しサービスもあるし、機内では絵本やおもちゃを借りることもできます。粉ミルクの赤ちゃんには、ミルクを作ってくれますからお湯は必要なし。
また、数に限りがありますが、おむつ(Mサイズ)も用意されています。
マナー違反にご用心
赤ちゃんを連れて温泉に行く場合、貸切風呂や内風呂がない宿泊施設もあるので事前に確認を。
大浴場しかない温泉では、お風呂に入る前におしりをきちんと洗い流すなどの処理を怠らないように気をつけて。ウンチをさせないように、食事前に入浴しておくといいでしょう。
また、宿泊施設内やお部屋の中でのおむつ替えは、バスタオルや新聞紙、レジャーシートを敷くなどの配慮も必要です。
交換したおむつは勝手に部屋のゴミ箱に捨てず、まずはどこに捨てればよいかを宿の人に確認してください。