おむつはずれの進め方

0~1歳半頃:おむつ替えは気持ちいい!感覚を教えて

生まれたばかりの赤ちゃんは、頻繁におしっこをします。これは、大脳や排尿の機能が未発達なうえに、膀胱の容量が小さいため、おしっこがたまると反射的に排尿してしまうからです。

成長とともに膀胱の容量は大きくなり、おしっこの回数も少しずつ減ってきます。

この頃は、「おしっこが出て、おむつを替えてもらうと気持ちいい」という感覚を教えてあげましょう。おむつはこまめにチェック! 

汚れていたら、すぐにおむつを替えて。その時に「おしっこが出たね」、「おむつを替えてサッパリしたね」と言葉がけをしていきましょう。

1歳半~2歳頃:「おしっこ?」「うんち?」の声かけを

神経系統の発達とともに膀胱の情報が大脳に伝わるようになり、おしっこを出すときの感覚がわかるようになってきます。

排尿時に立ち止まったり、おむつに手を当てるなどのサインを示す子もいます。でも、まだ、自分の意志でおしっこをコントロールすることはできません。

おしっこやうんちをしているしぐさが見られたら、「おしっこかな?」「うんちが出るのかな?」と声をかけて、「これが出るときの感覚なんだ」ということを意識づけさせてあげましょう。

興味を持たせるために、トイレやオマルに誘ってみるのもいいでしょう。

2歳~2歳半頃:トイレに座ったらほめてあげて

膀胱の容量が増え、おしっこの間隔もあいてきます。自分の意志で尿道の筋肉を動かして、少しの間ならおしっこを我慢できるようになる子もいます。でも、おしっこをする時の感覚はわかっても、おしっこを出す前にママに教えるのはまだ難しい時期です。

おしっこやうんちをしたそうなサインをキャッチしたら、トイレやオマルに座らせて、「ここでしようね」と教えてあげましょう。その場ですることは期待せず、トイレやオマルに座ったらたくさんほめてあげて。ママやパパ、友達がやっているところを見せてあげるのも効果がありますよ。

2歳半~3歳頃:本格トレーニングを始めよう

おしっこがたまった感覚を認識し、尿道の筋肉を自分でコントロールして排尿するメカニズムが確立されてきます。尿意を感じたとき、「チー」と教えたり、もじもじしたり、「おしっこがしたい」というサインを言葉やしぐさで伝えられるようになります。

コミュニケーション能力も発達し、トイレやオマルでおしっこをすることを理解できるようになるので、本格的におむつはずれのトレーニングを始めましょう。

まずは、朝起きたときやお昼寝の前後など生活の節目に、トイレに誘ってみましょう。10回のうち1回くらいできればOKくらいの気軽な気持ちでスタート。

失敗してもけっして怒らず、やさしく見守ってあげて。そのうちに、だんだんタイミングがあってきます。

成功したとき、おおげさにほめると子どもはやる気が出ます。トレーニングがうまくいかず、ママのストレスになるようだったら、しばらくお休みしましょう。

3歳~5歳頃:おむつはずれ完了!失敗はあたたかく見守って

大脳の制御による排尿のメカニズムが確立して、おむつはずれが完了する頃。でも、日中はおむつを卒業したのに、夜のおねしょがなかなかなくならない子もいます。

それは、尿量を調節する〈抗利尿ホルモン〉の分泌に関係しています。抗利尿ホルモンが寝ているときに分泌されるようになると、尿量が減って自然とおねしょをしなくなるのです。でも、この利尿ホルモンが働き始める年齢には個人差があるので、あまり心配しないようにしましょう。

おむつを卒業しても、緊張したり、周りの環境が変わったりすると、ときどき失敗したり後戻りすることもあります。そんなときは決して怒らず、わが子の成長を信じてのんびりつきあってあげましょう。健康な子であれば必ず一人でトイレに行けるようになりますよ。

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