悩めるママのためのサポート&サービス
ママは子育ての大黒柱! 心身ともにパワーがなければ、ハードな育児にはなかなか立ち向かえません。子どものことばかり考える前に、ママ自身のケアも抜かりなく! 悩めるママのためのサポート&サービスも近ごろはますます充実しています。
産前産後ヘルパー
産前・産後の心身の休養が必要なときに、ヘルパーが家事や育児を助けてくれる。ヘルパーの多くは主婦経験の豊富な女性で、新生児の沐浴など最新の育児方法を講座で学んでいる人も多い。自治体が運営していない場合でも、民間の生活協同組合や家政婦・シッター会社などが同様のサービスを提供している。利用料は1時間数百円(公的サービス)から数千円(民間)。
こんなときに利用!
- つわりで家事・育児ができない
- 妊娠中で家事や力仕事などができない
- 里帰り出産ができずサポートが欲しい
- 産後の家事・育児を助けてほしい
- リフレッシュしたい
- どこに相談していいかわからない
産後ケアハウス(助産院、ケアハウス)
出産後の心と体を養生しながら、赤ちゃんのいる生活に慣れるトレーニングをしていく施設。3食つきの滞在型で、産院退院後の数日~数週間を、助産師・看護師が常駐する安心の環境で過ごす。ここ数年、専門の産後ケアハウスが増加中。また、助産院でも「産褥入院」という名前などで同様のサービスを提供している。
こんなときに利用!
- 産後にしっかりと体を休めたい
- 里帰り出産ができずサポートが欲しい
- 夫が忙しく産後のサポートが期待できない
- 授乳の仕方を学びたい
- 母乳にやさしい料理を学びたい
- どこに相談していいかわからない
ママサークル
子育て中のママ同士が集まって交流しているサークル。全国に無数にあり、最寄りの子育て支援センターや保健センター、子育てひろば、児童館などで案内チラシを見つけることができる。料理や手芸、お話し会など各種のワークショップを定期的に開催し、子育てを楽しむためのヒントをママ同士で共有している。
こんなときに利用!
- 近所に知り合いがいない
- ママ友達が欲しい
- 月齢の近い子どもの友達が欲しい
- 1対1の育児で煮詰まっている
- 子どもを連れて出かける先が欲しい
- 相談相手が欲しい
ひとり親家庭支援センター
ひとり親家庭(母子家庭・寡婦・父子家庭)やその関係者を対象に、生活相談や養育費相談、就労相談や情報提供を行っている場所。必要に応じて、生活を援助してくれる家庭生活支援員を派遣してくれたり、母子生活支援施設につないでくれたりと、ひとり親家庭が生活していくための「窓口」的な機能を果たす。
こんなときに利用!
- ひとり親での子育てに不安がある
- 養育費の取り決めなど法律の相談をしたい
- 仕事を探したい、転職したい
- 経済的な不安を相談したい
- 母と子だけで生活ができない
- 就職活動や出産、病気などで子どもの面倒を見られない
母子生活支援施設
住むところがなく困っている母子が、一時的または長期間暮らすことができる施設。かつては母子寮ともいわれた。経済的な事情や夫の暴力といった悩みを抱える母子が安全に生活できるよう、施設の場所を非公開にするなどの配慮がなされている。利用は各自治体の福祉事務所、健康福祉センター、子育て相談窓口などで問い合わせを。
こんなときに利用!
- 経済的な理由で母と子だけで生活ができない
- 夫のDVから逃れ安心して生活を送りたい
日常生活支援事業
病気や入院、就職活動などで一時的に子どもの面倒を見られないひとり親家庭に対して、一定期間、家庭生活支援員(ヘルパー)を派遣してくれる制度(※自治体により、利用できる期間が異なる)。 利用は各自治体の福祉事務所、健康福祉センター、子育て相談窓口などで問い合わせを。
こんなときに利用!
- 就職活動で子どもの面倒を見られない
- 入院、病気などで子どもを見る人がいない
子育てタクシー
荷物が増えがちな乳幼児連れでの外出をサポートしてくれる、民間タクシーのサービス。「子育てタクシー」のドライバーは、全国子育てタクシー協会が認定した優良会社で8時間以上の養成講座と保育実習を修了した人のみ。子どもだけの送迎も安心して任せることができる。
こんなときに利用!
- 塾や園の送迎をしてほしい
- 外出先で体調不良になってしまった
- 子連れでの外出をサポートしてほしい
- 夜間の救急外来へ子どもを連れて行きたい
(2014年1月から掲載)