超音波検査方法の種類
超音波検査にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴をチェック!
2D超音波検査
検査でもっともポピュラーなタイプ。2Dとは平面という意味。おなかに専用のプローブをあて、垂直に輪切りにした体の断面を映し出す画像のことです。脳や内臓など、体のようすを知る上でも重要な情報が得られます。
3D超音波検査
2Dの情報をさらに収集し立体的に映し出した画像。3Dの場合は、通常の2D画像をおよそ数10枚から100枚以上集積して短時間で映し出すという操作のおかげで、立体として像を結ぶことが可能なのです。
4D超音波検査
3Dにさらに時間軸をプラス。ママは胎児ちゃんの動きを動画で拝見!4D は画面をとおして胎児ちゃんの動きがわかるので、ドクターが体の外表形態などをよくチェックすることができます。
カラードップラー
血流や心臓の状態がチェックできるのが、カラードップラー。近いもの離れたものの動きや流れが測定できる機能が備わっています。そこで、へその緒を流れる血流の方向や速度が判り、ドクターは、胎児の変化をいち早く捉えることが可能です。写真では大動脈が赤と青とで示されています。
パルスドップラー
通常の2D超音波をパルスドップラーに切り替えると、胎児ちゃんの心拍が波形となって画面に現れます。写真に映っているのが心拍です。ドクターは1分間の胎児心拍数(FHR)をチェックします。ママはドドドッという、胎児ちゃんの心拍数をきくことができますよ。
2分割、4分割できるすぐれ技も!
超音波の画像を左右2分割にして角度を変えて見ることができるように撮影することも可能。また、胎児ちゃんの頭殿長(頭からおしりまでの座高)、大腿骨の長さなどをそれぞれ測り、写真の画面を4分割にして見ることもできます。また、羊水量は四分割の画像にして測ります。1枚の写真で、さまざまな様子がわかりますね。
(2006年9月から掲載)