超音波検査の受け方

超音波検査ってどうやってやるの?一通りの流れをチェック。超音波検査は、膣の中に器具を入れる経膣での方法と、おなかの上から撮影する経腹法があります。いずれも、プローブという超音波入射装置を使って行います。

経膣式

経膣式は、経膣プローブに専用の袋をかぶせて膣内に挿入します。子宮内が検査できるので、妊娠初期の胎嚢のチェックや子宮内の変化を詳しく捉えることができます。

経膣式の検査の流れ

  1. 内診の後に、続けて超音波検査が行われることが多い。内診台の上で、検査開始。
  2. プローブ先端にゼリーをつけ、カバーをしっかり密着させる。
  3. カバー装着後、さらにゼリーをつけてから膣内に挿入。ドクターは画像を見ながら子宮内をチェック。

※検査の流れは病院によって異なることがあります。

先輩ママからひと言

経膣の場合、緊張から力みすぎることが多いようす。いざというとき挿入しにくかったり、食事あとで、気分が悪くなる人も多いみたい。リラックスして、検査前の食事は控えめに。

経膣法での受け方のポイント

  • 検査前にトイレを済ませておきましょう!尿がたまっていると映りにくいこともあるので要注意。
  • プローブを挿入するときはリラックスしてね。
  • 服装は、内診のときと同じように、さっと、まくれるファッションがベスト。スカートスタイルで、下着をとればスタンバイOKのアイテムでいきましょう。

経腹法

経腹式は、おなかの上から直接プローブをあてて、子宮内を映し出します。経腹式の場合、プローブとおなかとの間に空気が入り込んでいると超音波を反射し映りにくくなるため、あらかじめゼリーをおなかに塗って空気を追い出します。経膣プローブより広い範囲を診ることができるのがメリット。妊娠中期以降は、経腹式になるのが一般的です。

経腹法の検査の流れ

  1. 診察ベッドで仰向けの状態でおなかを出します。
  2. プローブが密着できるようおなかにゼリーが塗られます。
  3. ドクターがプローブをあて、モニターをチェックします。いろいろな角度からプローブをあてるため、おなかはしっかり出しておきましょう。
  4. ママもモニターを見ながら、チェックします。胎児ちゃんの大きさや、腕や足の確認、胎児ちゃんの動きも確認もできるので、我が子への愛情もひとしお!

先輩ママからひと言

長めのワンピースを着ていたので、ベッドに仰向けになるときにじゃまでした。ゼリーはひんやりしていてちょっと最初は違和感がありましたがすぐに慣れますよ。

経腹法での受け方のポイント

  • トイレは事前にすませなくてもOK。ただし、検診前のお食事は軽めに。
  • おなかがたっぷり広げられる服装を心がけて。パンツスタイルなど、トップとボトムがセパレートになったウエアが向き。

(2006年9月から掲載)