記号の見方
超音波写真の記号をマスター!
超音波写真をもらうと、端のほうにいろいろな記号が書かれているはず。病院で使用する機械によって、表記が多少違うことがありますが、胎児ちゃんの成長や、妊娠週数が示された大切なデータです。これが読解できればあなたもママ・ドクター!さあ、勉強してみましょう。
記号の説明
GS
胎嚢(たいのう)
妊娠初期だけに確認できる、おなかの赤ちゃんが入った袋。
CRL
頭殿長(とうでんちょう)
頭のてっぺんからおしりまでの座高のこと。赤ちゃんの大きさに個人差が少ない8~11週までは、CRLから妊娠週数、出産予定日などを割り出します。
BPD
児頭大横径(じとうだいおうけい)
頭の左右の幅。詳しくは、頭蓋骨の外側から、反対側の頭蓋骨の内側までをいいます。10週以降はCRLと併せて判定します。12週以降になるとBPDの数値で妊娠週数や出産予定日を割り出します。
FOD
児頭前後径(じとうぜんごけい)
通常の検査では、あまりなじみのない項目。頭の前後の長さのこと。
HL
上腕骨長(じょうわんこっちょう)
肩からひじまでの骨の長さ。通常の検査ではあまり測らない。
FL
大腿骨長(だいたいこつちょう)
胎児ちゃんの太もものつけ根から、ひざまでの長さ。体のなかでもっとも長い骨なので、推定体重の算出や、成長状態を診断する際に有効な数字となります。
LVまたはSL
脊椎長(せきついちょう)
胎児ちゃんの脊椎(背骨)の長さ。
AC
腹部周囲長(ふくぶしゅういちょう)
胎児ちゃんのおなかの周り(ウエスト)を測った数値。おなかの発育状態をみるために算出されます。APDT、TTDから割り出していくのが一般的。
FTA
胎児躯幹断面積(たいじくかんだんめんせき)
胴体のへその高さで、水平に輪切りにしたときの断面積。
APDT
腹部前後径(ふくぶぜんごけい) おなかの厚みを測った数値。TTDとACを算出し、腹部の発育指数を判断するために重要となります。また推定体重をチェックする際にも使われます。
TTD
腹部横径(ふくぶおうけい)
おなかの左右の幅を測った数値。腹部の発育状態を見たり、BPD,APTD,FLなどの数値と関連し、胎児ちゃんの推定体重を割り出すのに有効です。
AFI
羊水量(ようすいりょう)羊水指数(ようすいしすう)
羊水の量。羊水過多、羊水過少をチェック。
AGE
測定値より推定される妊娠週数
測定した数値に基づき、妊娠週数を割り出した数字。○wとは週数を示し、○dとは日数を示す。○週と○日の意味。+_○wとは、誤差を見越した数字。○週の誤差という意味。
(2006年9月から掲載)