受診の時期
「妊娠かも!?」と思ったときは、なるべく早く産婦人科を受診しましょう。
妊娠の初期は、流産や子宮外妊娠などのトラブルも多いため、まず正常妊娠を確認することが大切です。医師や助産師に不安なことやわからないことを相談したり、妊娠中の生活についてアドバイスしてもらうこともできます。
受診する時期の目安は、月経が遅れて1~2週間後頃(妊娠5~6週頃)がいいでしょう。
一般的な流れとして、産婦人科では、以下の4ステップで妊娠を確定します。
産婦人科の妊娠検査ステップ
ステップ1
妊娠検査薬で陽性
ステップ2
超音波検査で子宮に赤ちゃんが入っている袋(胎嚢・たいのう)を確認[妊娠4~5週ごろ]
ステップ3
超音波検査で胎嚢の中に赤ちゃん(胎芽)の姿を確認[妊娠5~7週ごろ]
ステップ4
赤ちゃんの心拍を確認[妊娠6~8週ごろ]
産婦人科を受診するのがあまり早すぎると、「胎嚢が見えないので、子宮外妊娠の可能性もある」などと言われて、不安な思いで過ごさなければならないこともあります。
妊娠5~6週頃(予定月経の1~2週間後)に受診すると、胎嚢が確認できることが多いので、もっともスムーズでしょう。
また、万が一、強い腹痛や出血などの症状が現れたら、一刻も早く受診しましょう。
(2010年10月から掲載)