接種を中止する3つのケース
次のいずれかに当てはまる場合、予防接種は控えることになっているので、医師に相談しましょう。
(1)37.5度以上の発熱があるとき
体力がいちじるしく消耗している可能性があります。また、万が一、接種後に何らかの症状が出た場合に、それがワクチンの副反応なのか、それとも接種前からかかっていた感染症の症状なのか、判断することが難しいため、接種を延期します。
(2)症状の重い風邪や感染症など、重篤な急性疾患にかかっている
インフルエンザ、麻疹、風疹、水ぼうそう(水痘)、おたふく風邪などのウィルス性疾患にかかったときは、回復を待って接種します。また家族が最近これらの感染症にかかった場合は、潜伏期間などを踏まえて慎重に判断します。理由は、同上。
(3)過去にワクチンによるアナフィラキシーの経験がある
複数回の接種が必要なワクチンで、過去に重いアレルギー反応を起こした場合は、同じワクチンの接種は避けます。(アレルギー反応=じんましん、呼吸困難、血管浮腫、顔面浮腫、咽頭浮腫など)
(2012年5月から掲載)