屋内編:キッチン・食卓
包丁、ガス、熱湯…危険物がいっぱい!キッチンもしっかり見回り!
こんな事故が発生!
ねんね・寝返りの頃
- 授乳しながらお茶を飲んでいたら、赤ちゃんが急に動いて、熱いお茶が赤ちゃんに…!
おすわり・はいはいの頃
- 大人と一緒に離乳食を食べさせていたら、みそ汁の中に手を入れてしまい、やけどをした。
- テーブル付のハイチェアに座らせていたら、ベルトを閉め忘れていて、滑り落ちてしまった。
たっち・あんよの頃
- ガスレンジに手を伸ばして、着火ボタンを押して遊んでいた。
- テーブルクロスを引っ張って、上に置いてあった食器や熱い汁物が落ちてきた。
これでバッチリ!安全対策
台所には柵などをつけて
台所には火や刃物など、危険なものがたくさん。できれば柵などを用意して、子どもが出入りできないようにしたいもの。
キッチンマットは使わない
マットで滑って転倒することもよくあります。使う場合は滑り止めのついたものを選んだり、市販のすべり止めシートを利用しましょう。
冷蔵庫やシンク下の扉はしっかりロック
冷蔵庫の下の引き出しは赤ちゃんでも開けやすく、指をはさんだり誤飲の可能性も。シンクの中は包丁やクレンザーなど、子どもにとって危険ものが入っています。冷蔵庫やシンクに限らず、食器棚や収納庫など、台所内の扉や引き出しは開けられないようにロックしましょう。簡単に取り付けられる引き出しロックなども売られています。
ガスコンロのボタンにも注意
小さな子どもがいる家庭は、ガスコンロやレンジのボタンに、ロック機能がついているものを選ぶといいでしょう。また、ガスの元栓はこまめに締めるようにしましょう。
やかんや鍋は取っ手を奥に
火を使う時は最も注意が必要です。フライパンの取っ手などがコンロからはみ出ていると、子どもが触って、落ちてくることがあります。フライパンや鍋の取っ手の向きには気をつけて。また、やかんの口など蒸気が出るところは、壁側に向ける習慣をつけましょう。
炊飯器やポットは高い場所へ
炊飯器の蒸気でやけどをする事例が報告されています。炊飯器のほか、ポットや電子レンジなども、赤ちゃんの手が届かない1m以上高い場所に置きましょう。
冷蔵庫に小さなマグネットは使わない
冷蔵庫にメモを貼っている家庭は多いと思いますが、マグネットを使っている場合、大きさをチェック。乳幼児の口径にあたる4cm以下のものは、誤飲の可能性があるので使わないようにしましょう。
ビニール袋はしまっておく
赤ちゃんはビニール袋で遊ぶのが好きですが、かぶって窒息する恐れがあります。手の届かない場所や目に触れない場所にしまっておきましょう。
テーブルクロスは使わない
クロスを引っ張って、テーブルの上のものをひっくり返す危険があります。使う場合はしっかり固定して。
角ばったテーブルにはクッション材を
バランスがうまくとれない赤ちゃんはよく転びます。とがったテーブルの角や脚はクッション材でカバーしましょう。
ハイチェアは安定感のあるものを使って
ハイチェアの転倒事故が多くおきています。購入するときは、安定感のあるものを選んで。使用時は止め具をきちんとしているか、ベルトをしたか、キャスターはロックしたかなど、安全を確認しましょう。
食事は必ず大人がいるところで
食事は必ず大人が見ているところで、時間をかけてゆっくり食べさせましょう。あわてて食べたり、よくかまずに飲み込むと、のどに詰まらせてしまいます。おもちだけでなく、ご飯やパン、おかずを喉に詰まらせる事故も多いので、気をつけて。
また、絶対に、フォークや箸を手に持ったり、口にくわえたまま歩かせてはいけません。転んだ拍子に突き刺す大事故につながりかねません。フォークなどは子ども用の先に丸みのあるものを選びましょう。
食べ物は 温度、大きさなどに注意
熱いものは十分冷まして、大きなものは細かくしてから与えましょう。
のどに詰まらせやすいピーナツなどの乾いた豆やあめ玉は、3歳ぐらいまで食べさせないほうが安全です。食べされる場合は、細かく砕くなど、工夫しましょう。お茶やみそ汁などの熱いものは、子どもの手の届かないところに置いて。
子どもを抱いたまま、熱いものを飲んだり食べたりするのもやめましょう。