屋内編:お風呂
一歩間違えれば水の中。絶対事故は起こさない!の覚悟でチェック。
こんな事故が発生!
ねんね・寝返りの頃
- パパが抱っこをして浴そうに入ろうとしたら、足を滑らせて落としそうになった。
- 湯船の中で授乳をしていた時、いつのまにか自分が眠ってしまって、子どもの顔がお湯につかっていた。
おすわり・はいはいの頃
- お風呂のふたの上に乗せて体を洗っていたら、ふたがずれてお湯の中に落ちてしまった。
たっち・あんよの頃
- 自分がシャンプーを流す間、子どもは浴そうで浮き輪で浮いていたが、浮き輪ごとひっくり返った。
- 目をはなしたすきに、子どもがお風呂のふたをあけて、浴そうの中に入り、おぼれそうになっていた。
これでバッチリ!安全対策
風呂場の扉は常に閉めておく
風呂場は、家庭内の死亡事故の割合が最も多い危険な場所。特に、歩けるようになった子どもは注意が必要です。風呂場の扉は常に閉めておき、鍵をかけるなどして、子どもが一人で入れないようにしておくこと。
高さが50cm以下の浴そうは転落の可能性が大!
洗い場から浴そうの縁の高さが50cm以下の場合は、転落する可能性があります。イスや洗面器などを踏み台にする恐れもあるので、風呂場を使わない時間帯は、子どもの手の届かない場所にしまっておきましょう。
浴そうの残し湯は必ず抜いて!
浴そうに落ちておぼれる事故は、死につながります。入浴後、浴そうのお湯は必ず抜いて。乳幼児は水深10cmの場所でもおぼれることがあります。洗面器やバケツなどにも水を残さない習慣を。
滑りやすい洗い場にはマットを敷いて
子どもだけでなく、赤ちゃんを抱いた大人が滑って転倒することもあります。洗い場や浴そうの底には、滑り止めマットを敷くなど対策を。
かみそりや石けんなどは手の届かない場所へ
大人が洗髪をしている時など、ちょっと目を離した隙にいたずらをすることも。特に危ないかみそりや、浴そう用洗剤、シャンプー、リンス、石けんといったものは、子どもの手が届かない高い場所に置きましょう。
浴そうのふたは硬くて丈夫なものを
浴そうにふたをしていても、体重をかけると転落する恐れが。ふたは多少負荷をかけても、しなったりしない硬いものを使いましょう。また、ふたの上に子どもを乗せて体を洗ったり、待たせたりするのは絶対やめましょう。
お湯は、温度を確認してから
シャワーや蛇口のお湯を使う時は、あらかじめ大人が温度を確認してから。蛇口が熱くなる場合には、湯船に入る時に触れないよう、端に向けたりタオルを巻くなど、カバーしておきましょう。
浴そうで浮き輪は使わない
乳幼児向けの「浴そう用浮き輪」が人気でしたが、ひっくり返って子どもが溺れる事故が相次ぎ、2008年2月に全メーカーで発売中止となりました。