野外編:玄関先・道路
交通ルールを守るのはもちろん、ベビーカーや自転車の使い方で安全度アップ!
こんな事故が発生!
おすわり・はいはいの頃
- ベビーカーに乗せようとしたところ、嫌がって暴れて転落。おでこをケガした。
たっち・あんよの頃
- 玄関の外に子どもがすわっていたのに気づかずドアを開けたら、ぶつかって段差を転げ落ちた。
- 買い物の帰り、子どもが先に走っていき、道路の脇の溝に落ちた。
- 駐車場で下の子をチャイルドシートから降ろしていたら、上の子が一人で降りて道路に飛び出そうとしていた。
- 子どもを乗せた自転車でせまい道を通っていた時、後ろからワゴン車が走ってきてバランスを崩し、とっさに歩道側の足をついたら、塀(へい)に子どもの頭をぶつけてしまった。
これでバッチリ!安全対策
日頃から危険な場所や交通ルールを教える
屋外での事故は、自宅から100m以内のところで起きることが多いと言われています。自宅付近の危ない場所や道には、ふだんから近づかない、通らないように言い聞かせて。自宅の池や駐車場など、敷地内の入ってはいけない場所には、フェンスをするなど対策を。
また、交通ルールについても、赤・黄色信号では止まる、道路を渡る時は横断歩道を手を上げてなど、親がお手本を示して教えてあげましょう。
道路は必ず手を引き、飛び出しにも注意
道路を歩く時は、保護者が車道側を歩き、必ず手を引くようにします。また、子どもはボールを追って飛び出したり、親の姿を見つけて飛び出すこともよくあります。車道のそばでは遊ばないよう言い聞かせ、子どもの姿を見つけても急に声をかけるのはやめましょう。
ベビーカーはベルト、ガードを確認
ベビーカーに乗せた時は、きちんとロックされているか、ベルトがしっかり止まっているかなど確認しましょう。ベビーカーの骨組みの折れ曲がる部分に、指をはさんで切断する事故も発生しています。ママも子どもも気をつけて。
ベビーカーに荷物を下げないで
ベビーカーのハンドル部分にバッグや買い物袋をぶらさげると、重心が偏って、ベビーカーごとひっくり返ってしまうことがあります。子どもが頭を強く打つ事故が相次いでいます。
「ベビーカー用S字フック」が販売されていますが、ベビーカーのメーカーはフックを使用しないように呼びかけています。
自転車はベルト付き補助シートを取り付けて
子どもと二人乗りをしていて転倒し、子どもが頭を打ったり、道路に転がり落ちる事故が。子どもを乗せるなら、しっかりとしたベルト付きの子ども用補助シートを取り付けて。また、2008年6月に道路交通法が改正されて、「13歳以下の子どもにはヘルメットを着用させるよう努めなければならない」と注意が促されています。
ほんの一瞬でも、子どもを乗せたまま自転車を離れるのは絶対にやめましょう。