産後~職場復帰の制度
ママを守る法律・制度を知ろう!
「我が家の家計を支えるため、働かなくちゃ」「今の仕事は天職だから!」「一度辞めたら再就職は厳しいし…」――ママになっても仕事を続けたいと願う女性は増えています。
でも、妊娠したら体は無理をできないし、子どもとの大切な時間も確保したい。自分ひとりの都合で自由に働くことができた独身時代とちがって、家族が増えれば制限も多くなり、今までとまったく同じように働くのは、なかなか難しい…。働くママへの理解がじゅうぶんに深まっていない社会の中で、肩身の狭い思いをすることもあるでしょう。
やっぱり両立は無理かも…とあきらめる前に、ぜひ知っておきたいことがあります。
日本には、<労働基準法>や<育児・介護休業法>など、働くママを守るための法律があるのです。たとえば、妊婦は危険な仕事を免れることができたり、子育て中は時間外労働が制限されているのです。
<労働基準法>は、正社員、派遣、パートなど関係なく、働く人すべてが適用される法律です。会社が守らなかった場合は、懲役や罰金などの罰則も規程されています。
<育児・介護休業法>は、一定の条件がクリアされれば、正社員だけでなく派遣やパートでも適用される制度です。
こういったママを守るための法律・制度は、まだあまり広く知れ渡っていないため、会社側が知らない場合もあります。また、マンパワーや資金面でじゅうぶんに体力のない会社にとって、実現がなかなか難しいこともあり、制度が利用できない人が多いのが現実です。
でも、まずは自分たちを守る法律を知ることが、第一歩。妊娠しても、会社からは制度を教えてもらえないことも多いようです。会社に制度がなかったとしても、交渉してみるきっかけになります。
日本は、まだまだ働くママにとって厳しい社会…これから道を切り開いていきましょう!