便秘
赤ちゃんはまだ排便のリズムが確立していないので、毎日の排便回数はまちまちです。飲んだり食べたりしているのにうんちが出ないと心配になりますが、2~3日出なくても大丈夫。
ただし、お腹が張っていて苦しそうだったり、お腹を痛がっているとき、うんちが硬くておしりが切れてしまうときは病的な便秘と考えて、薬を処方して対処します。
ホームケア方法
母乳や麦茶、白湯などの水分を多めにとると腸が動き、便が出やすくなります。頑固な便秘のときは、オレンジやミカンなど果糖を含む果汁が便をやわらかくする効果があります。
離乳食を与えている場合は、サツマイモや豆類、野菜など食物繊維の多い食材を取り入れると便量が増えて、出やすくなります。
腸の運動を助けるマッサージをしてみて。赤ちゃんのお腹の上に手を置いて、大きくゆっくり「の」の字を描くようにさすります。
体を動かすことで、腸の運動が活発になります。ハイハイをさせたり、散歩へ行ったり、体をしっかり動かしましょう。
お腹が張って苦しそうなときは、綿棒にベビーオイルを塗って肛門の周りをつついたり、グルグルと円を描いたり、肛門に綿棒の頭だけ入れて刺激すると、排便反射がおきてうんちが出やすくなります。
マルツエキスなど赤ちゃん用のマイルドな便秘薬を試してみるという手も。
それでも治らなければ、最終手段として浣腸や坐薬を使います。病院に行って処方してもらうといいでしょう。浣腸や坐薬は決してくせになりません。
便秘のために食事が取れない、機嫌が悪い、毎日出るがウサギのうんちのようなコロコロ便が少量ずつ、などの様子があったら、病的な便秘です。病院へ行きましょう。