不妊の定義は?どうすれば妊娠できる?

妊娠するにはどうしたらいいの?

妊娠は、卵子と精子が出会って成立します。女性は、毎月1個ずつ、卵巣から卵子を排出します。これが“排卵”。卵巣から出てきた卵子は、卵管という細い管を通って子宮内へと移動しますが、ここで精子と出会ってうまく受精すれば、受精卵となります。卵子の寿命は12~24時間、精子の寿命は48~72時間。つまり排卵して2~3日の間にうまく出会わないと、受精卵にはなれないのです。

排卵日は、生理が28日周期の人だと、生理開始日から数えて14日目前後。基礎体温をつけていると、排卵日前には体温が下がるので、この日と次の日くらいを狙ってセックスをすると妊娠する可能性が高くなります。

一方、子宮では、排卵直後から受精卵を迎え入れるための準備をすすめています。子宮内膜を分厚くして、受精卵がうまく着床できるような、ふかふかのベッドを作っているのです。こうして、受精卵は細胞分裂をくり返しながら、細い卵管を通り、約1週間後に子宮内へとたどり着き、うまく子宮内膜に着床すれば、めでたく妊娠成立となります。

もし、排卵してもうまく精子と出会わなかったり、精子と出会って受精卵となっても、うまく着床できなければ、妊娠は不成立。ふかふかのベッド(子宮内膜)は生理で排出され、卵巣ではまた新しい卵子が育っていきます。

不妊ってどういうこと?

赤ちゃんが欲しいと思っても、なかなか妊娠できないと、「もしかして不妊?」って思いますよね。統計的には、避妊をしなければ、2年以内に9割の夫婦が妊娠するというデータがあります。したがって、不妊の定義も、2年以上赤ちゃんができなければ不妊というのが一般的です。

最近は結婚年齢が遅くなり、30才を過ぎて結婚して、30代半ばで妊娠して、というライフスタイルの女性が増えていますが、実は年齢とともに不妊のリスクも高くなります。というのも、卵子も精子も老化の影響を受けるから。女性の場合、年齢とともに元気な卵子を育てるのが難しくなるのです。すでに30才を過ぎている人は、1年以上待っても赤ちゃんができないのなら、病院で検査を受けてみるといいでしょう。

(2006年1月から掲載)

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