着床のトラブル
子宮内膜が薄い
精子と卵子が出会って受精すると、成長しながら子宮へと向かい、子宮内膜に根を下ろして着床します。受精卵のベッドとなる子宮内膜は、ふかふかと厚い状態が理想的。子宮内膜が薄いと、受精卵が着床しにくくなります。
「プロゲステロン」と「エストロゲン」というホルモンの分泌が少ない「黄体機能不全(おうたいきのうふぜん)」は、子宮内膜を薄くします。また、体が冷えて血行が悪くなると、内膜にじゅうぶんな血が行き渡らず、薄くなってしまうことも考えられます。
筋腫やポリープ
子宮の中に子宮筋腫や子宮内膜症、子宮内膜ポリープがあると、着床しにくくなります。
また、子宮が小さい「子宮発育不全」や子宮のかたちに問題がある「子宮奇形」でも、着床しずらくなるケースがあります。
(2008年3月から掲載)