愛情不足にはなりません!
ミルクだと親の愛情が足りない?子どもが愛情不足になる…?おそらくママたちが一番気になる点でしょう。
でも、赤ちゃんが愛情を感じるために大切なのは、ママの腕にしっかり抱かれてママの声を聞き、自分をやさしく見つめる視線を感じながら、お腹がいっぱいになって、体も心も満たされていくこと。
ミルクをつくるのは手間がかかります。お湯を沸かしたり冷ましたり、粉の分量を正確に量ったり、道具を消毒したり…。こんなに手間をかけること自体、そもそも愛情がないとできないこと。
今の世間の風潮の中で一番の問題は、母乳が出ない、足りない、飲ませられないママたちに、罪悪感を抱かせてしまうことでしょう。
特に0歳児のあいだは、育児の中で授乳は大きなウェイトを占めているので、ママ本人もそのことを気にしてしまいますし、周りの人も母乳orミルクを話題にしやすいのです。
でも、子どもが2~3歳になってだんだん大人と同じ食事をするようになる頃には、その子が母乳だったかミルクだったのかなんて、気に留めません。
母乳かミルクかは、育児の成功・失敗と関係ありません。ママとして合格・失格というものでもありません。
そこをママ自身がしっかり踏まえて育児をしていきましょう。
(2014年9月から掲載)