歯の健康を総点検!
妊娠するとつわりでムカムカするので、じゅうぶんに歯磨きできなくて、虫歯や歯周病がひどくなってしまうことがあります。一部の歯周病菌は女性ホルモンが好物なので、妊娠中は歯ぐきが腫れやすくなったり、歯周病が進行してしまうこともあるようです。
ところが、妊娠すると、歯科を受診するタイミングがなかなか難しい。妊娠初期は、つわりがひどくて治療どころではなかったり。お腹が大きくなってくる後期には、仰向けの姿勢をとると、お腹が張ってしまったり、血流が悪くなってめまいがしたり…。そして、産後は育児に追われて受診する時間もない、というママが多いのです。となると、なんとか余裕をもって歯科に行けるのは、妊娠中期だけ。
歯科で一般的に使われている麻酔などの薬やレントゲンなどは胎児に影響を与えるようなものではないことがわかっていますが、それでもデリケートな妊娠中は慎重な判断が必要になります。
妊娠中に歯周病になると、早産のリスクが高まるという研究もありますし、歯の痛みを抱えながらお産するのも辛いもの…。
こうしてみると、歯医者さんに行くのは妊娠前が一番! 虫歯や歯周病などのトラブルがある人はもちろんですが、そうでない人も、今のうちに歯の健康を総チェックしておきましょう!
(2009年3月から掲載)