どこで産みたいか考えよう

全国的に産科医不足が深刻化していて、お産を取りやめる病院が増えるばかり……産む場所が見つからない「お産難民」も発生しています。

多くの病院では、「●月に出産予定日の人は、■人で締め切り」といったように、スタッフ数や医療体制に合わせて、ひと月の分娩数を制限しています。人気が高い産院は、妊娠5週(月経予定日の1週間後)の時点ですでに分娩予約がいっぱい、ということも。

妊娠前からすべてを決めておく必要はないのですが、いくつかの産院を候補として考えておくと、いざ妊娠をしたときにスムーズに動けます。

まずどんなお産をしたいのか、考えてみて。たとえば、高血圧など持病のある人は大きな病院で産んだほうがいいですし、できるだけ自然なお産をという人は、自然分娩を理念にしているクリニックや助産院が選択肢に入ります。

他にも、「夫が出産に立ち会えるか」「分娩費用はいくらか」「里帰り出産を受け入れているか」「どんな体位で出産するか」「産後の入院は何日間か」等、病院によって方針もさまざま。

先輩ママたちから評判を聞いたり、ネットで情報を集めたり、実際に見学してみたり……自分にぴったりの産院に出会えるといいですね。

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(2009年3月から掲載)