過激ダイエットはやめるべし
無理なダイエットで栄養バランスを崩したり、短期間で体重を急激に減らしてしまうと、体が“非常事態!妊娠どころではない”と判断。自律神経が乱れたり、妊娠を司るホルモンバランスが崩れたり…。
医師などの専門家から食事制限を指導されている場合は別として、食事を抜くなどの過激なダイエットはやめましょう。ただでさえ、日本の若い女性はやせている人が多く、必要なカロリーをとっていないと指摘されているのです。
また最近、妊娠中のママの栄養状態が、お腹の赤ちゃんの将来に影響するという説がクローズアップされています。
妊娠に気づかない初期のころから、赤ちゃんの心臓や脳など大切な器官のもとはつくられはじめます。この時期やその後の妊娠中の大切なときに栄養が足りていないと、赤ちゃんの遺伝子は、少ない栄養でも生きていけるようにスイッチが入ります。
そうして小さく産まれたところに、「大きく育て」とたっぷり栄養を与えてしまうと――。今、大人の生活習慣病や小児肥満、小児糖尿病までが増えているのは、ここに一因があるのではないかと考えられているのです。
ふだんからご飯、野菜、魚or肉…とバランスのよい和食中心の食事を心がけましょう。
(2009年3月から掲載)