卵管のトラブル
卵管閉塞
卵管が詰まってしまう「卵管閉塞(らんかんへいそく)」は、不妊の大きな原因。
クラミジアや淋菌、大腸菌などに感染して卵管で炎症がおき、組織が癒着(ゆちゃく)してしまっている状態です。
どちらか片方だけ詰まっている場合は、もう一方の卵管を使って自然妊娠することもできますが、左右両方が詰まっていると、自然妊娠は困難です。
卵管狭窄
卵管が完全にふさがっているわけではないけれど、一部が癒着して狭くなった「卵管狭窄(らんかんきょうさく)」も、卵子や精子が通る妨げになり、妊娠しづらくなります。
ピックアップ障害
卵巣から飛び出した卵子は、卵管の先端にある、ひだひだの手のような「卵管采(らんかんさい)」にキャッチされて、卵管へと運ばれます。これがうまくいかない「ピックアップ障害」や、卵管采に水などがたまる「卵管水腫」も不妊の原因になります。
(2008年3月から掲載)