基礎体温をつけよう!
基礎体温は、内臓の働きが最も落ち着いた状態でいるときの体温のこと。女性はホルモンバランスの変化とともに、基礎体温が高くなったり低くなったりします。
この体温変化から、ちゃんと排卵されているか、妊娠に関係する「黄体ホルモン」の分泌が順調か、自分で知ることができるのです。産婦人科を受診するときも、この基礎体温の記録を持参すると、診察の貴重な手がかりになります。
基礎体温の測り方は簡単! まず薬局などで市販されている「婦人体温計」を準備。毎朝目が覚めたとき、布団から出る前に体温を測って、グラフに記録します。毎日計るのが理想的ですが、たまに忘れる日があっても、続けていくことが大切です。
2~3ヵ月ほど記録してみると、月経から次の月経までの間に、体温が低い時期(低温期)と高い時期(高温期)にきれいに分かれるはずです。グラフが低温期から高温期にうつりかわっていくときのどこかで、排卵が起きています。
排卵日の前日から排卵後10数時間までの間が、もっとも妊娠しやすいタイミング。この時期をねらって夫婦生活をもちましょう。
「グラフがバラバラ」「低温期と高温期の差がわからない」「高温期が14日未満でおわる」「低温期から高温期へ何日かかけて体温が上がる」「高温期なのに、体温が落ちてしまう日がある」というときは、排卵されていなかったり、黄体ホルモンの分泌がうまくいっていないこともあります。
基礎体温を持参して、産婦人科を受診しましょう。
(2009年3月から掲載)