トラブル対処法:おっぱいの張り

母乳を作る工場である乳腺組織の建設が進み、母乳の通り道となる乳管も発達途中。そのため、乳首が敏感になったり、痛みやかゆみを感じることがあります。

赤ちゃんのための完全栄養食、母乳をしっかり出すために、乳腺の発達をさまたげない、ゆったりとしたブラジャーや、肌に刺激のない木綿の下着をつけるようにしましょう。

発熱するほど張りがひどかったり、乳首から血の混じった分泌物が出るときは、乳腺炎などの可能性もあるので受診を。

乳房をさすったり乳首をつまんだり、といったおっぱいマッサージは、乳管の開きをよくして、出産後の授乳をスムーズにする効果があります。でも、あまり刺激すると子宮が収縮し、早産の危険もあるので、おなかの張りを感じたときはやめましょう。「ダンナ様にもあまり胸を強く揉ませないで(笑)」と池下先生。マッサージをするときは、事前に産科医や助産師の指導を受けるといいですね。

(2011年4月から掲載)