トラブル対処法:頻尿・尿もれ

妊娠すると、それまでよりおしっこの感覚が近くなります。どんどん大きくなる子宮が膀胱を圧迫し、それほど尿がたまっていなくても、排尿したい気持ちになるのです。

くしゃみや咳など、ちょっとした刺激で尿がもれてしまうこともあります。後期の尿もれは、出産に備えて子宮や膀胱を支える筋肉がゆるんでくることも原因のひとつです。

頻尿・尿もれの対策は、頻繁にトイレに行くことが一番。夜中や仕事中などは我慢しがちですが、あまり我慢をすると膀胱炎を起こすこともあります。排尿と共に痛みを感じたり、尿に血が混じっているときには医師の診察を受けましょう。

「骨盤底筋のストレッチも効果的ですよ」と池下先生。仰向けに寝てひざを曲げ、膣と肛門を意識して締めたり緩めたります。不安なときはパンティライナーなども活用しましょう。

(2011年4月から掲載)