トラブル対処法:おりもの

子宮の出口や腟から分泌されるおりものは、老廃物や古くなった細胞を排出し、バイ菌が体内に侵入するのを防ぐ働きがあります。妊娠中は新陳代謝が活発になり、子宮頚管の分泌物が増加するため、おりものの量も増えます。

生理前にあるような、透明のものか乳白色のものならば特に心配はいりません。黄色くどろっとしたおりものが出る、酒かすのようなボロボロしたものが出る、嫌な匂いやかゆみを伴うといった場合には細菌性の膣炎の可能性も。

出産時に赤ちゃんに感染することもあるので、健診で医師に相談し、治療しておきましょう。「茶色いものが混じっているときは、出血かもしれません。少量でお腹の痛みがなければ心配はいりませんが、不安なときは産科に連絡を」(池下先生)。

(2011年4月から掲載)