ワクチン接種後の副反応とは

インフルエンザのワクチンは、接種部位の腫れや痛み、赤みをはじめ、嘔吐や吐き気、悪寒、頭痛、発熱、倦怠感、下痢、関節痛などの副反応を起こすことがあります。

通常は、接種後2~3日中に消失しますが、症状が治まらない、もしくは下記のような症状が見られた場合には重大な副反応を起こしている可能性もあるので、すぐに病院に連絡しましょう。

重大な副反応

・接種後、30分以内でじんましん、呼吸困難等(アナフィラキシー症状)
・接種後数日から2週間以内に発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害等(急性散在性脳脊髄炎)
・体の抹消から始まる麻痺など(ギラン・バレー症候群)
・熱性けいれんを含むけいれん
・食事が摂れないほどの嘔吐、吐き気。倦怠感と共に身体全体が黄色味を増し、白目まで黄色っぽくなる(肝機能障害)
・喘息発作
・腕や脚に紫のあざのようなものができ、腹痛、嘔吐、下痢、下血、食欲不振、関節痛などを伴う(紫斑病)
・発熱と共に呼吸困難、呼吸不全(間質性肺炎)
・錯覚・幻覚・妄想・異常行動などの意識障害と嘔吐、激しい頭痛(脳炎・脳症、脊髄炎)

(2012年11月から掲載、2013年11月改訂)