電子レンジテク
電子レンジなら一食分だけ作れる
電子レンジは、マイクロ波を利用した加熱調理器。食品を内部から温め、短時間で調理できるので、栄養の損失も少なく、色鮮やかに仕上がります。
殺菌効果もあります。煮たりゆでたり、少量の食材をやわらかく調理することは、電子レンジの得意技。少しの量の離乳食もカンタン、スピーディーに手作りできます。
お鍋を使わず食器で調理できるので、後片づけもカンタンです。
こんなグッズがあると便利
シンプルな陶器なら電子レンジで使えますが、専用の容器を使うと、蓋が付いていたり、より短い時間で加熱できるので便利です。
電子レンジ専用の蓋も何サイズか用意しておくと、毎回ラップを使い捨てなくてもすみます。
電子レンジOKの赤ちゃん用食器も揃えておくと、チンした器でそのまま離乳食タイムに。電子レンジとフリージングはコンビで利用することも多いので、両方で使える容器、冷凍保存袋も重宝します。
木製や金属の製品、漆器、金銀の模様の入った陶器などは電子レンジと相性が悪いので、使わないように注意しましょう。
ここがポイント!
ターンテーブル式の電子レンジは、中央がいちばん熱が当たりにくいので、加熱したいものはターンテーブルの端におきます。
複数の食品を調理するときは、ターンテーブルの外側の方に等間隔に並べると、加熱ムラなく均等に温まります。
水分の多い食品を加熱するときは、ラップはふんわりかけて水蒸気の逃げ道を作ってあげましょう。
また、電子レンジは製品によってワット数が異なります。
本コンテンツでは、500Wを基準に調理時間を紹介していますが、製品のワット数によって調理時間を調整してください。
基本のレンジテク
※加熱時間は、500wの電子レンジを使用した場合の時間です。ご家庭の電子レンジに合わせて、加熱時間を調節して下さい。
米がゆ
大人用のご飯を使って離乳食用の米がゆを作りましょう。ふきこぼれないように、大きめの器にごはん20gと水75ccを入れ、ふんわりラップをかけて電子レンジで約2分30秒加熱。ラップをぴったりかけなおして10分蒸らせばできあがりです。
中期はごはん40gに水75cc、後期はごはん50gに水60ccで、それぞれ2分30秒加熱します。
だし汁、野菜スープ
深めの容器に、水1/3カップとこんぶ2cm角、かつお節3g(小袋の約半分)を入れて、ラップをかけないで電子レンジで1分加熱します。
野菜スープは、水1/3カップに薄切りにした野菜10gを入れて1分20秒加熱。網などでこしてできあがりです。
ほうれん草、小松菜
葉先20gを洗い、水分を残したままラップに包んで、電子レンジで30~40秒加熱します。
冷水に通し、水気を絞って細かく刻みます。すり鉢ですりつぶして、大さじ一杯の水を加えてペースト状に。後期以降はすりつぶさなくてもOKです。
にんじん、かぼちゃ、だいこん
皮をむいて輪切りにしたにんじん20g、大根30g、くし型に切ったかぼちゃ30gは、水を全体にふりかけて、それぞれ1分30秒~2分、電子レンジで加熱します。
熱いうちにすりつぶし、湯冷ましを適宜加えてペースト状にします。