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ぐるぐると丸などを自由に描く

お絵かきに興味を示すようになってきます。きれいな丸はまだ描けない子がほとんどで、大人から見ればぐちゃぐちゃと線を書いているだけのように見えます。でも、これは「現実に見たものを、紙の上に書き取る」という高度な脳作業の初期段階。「手先を使うと脳が発達し、脳が発達すると手先が器用になる」。手の運動と脳の発達には、密接な関係があるのです。

この頃になると、落書きがママの悩みの種に。本人に悪気はないし、あちこちに描きたくなったのも成長のあかしです。でも、家中落書きだらけでは困ってしまうし、お友だちの家や外出先で同じことをしたらトラブルを招きます。ちゃんと、「お絵かきは紙の上で」ということを教えてあげて。

まずは、古くなったカレンダーやちらしの裏などの大きな紙を用意して、いつでも子どもが自由に取り出せる場所に置きましょう。模造紙を壁に貼るというアイデアも。また、万が一、家具や壁に描いてしまっても落とせるように、水性のペンを用意するといいでしょう。

その上で、「この紙には自由に書いていいよ」と教えます。最初はわからずに、紙からはみ出してしまったり、壁に描いてしまったりすることが何度もあると思います。でも、決して怒らずに、失敗した度に「あー、ここにはみだしちゃった。ここはキレイにしておかないとダメなのよ」と教えてあげて。根気はいりますが、毎回毎回教えていくうちに、2歳の子どもでもちゃんとわかるようになりますよ。