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「なぜ?」「どうして?」にユーモアで応える

「これなあに?」の次のステップとして、「なぜ?」「どうして?」という質問が増えてきます。「今日は、遠くの公園までお散歩に行こう」と言うと「どうして?」とたずね、「お天気がいいからよ」というと、「どうしてお天気がいいといくの?」と、質問が延々と続いていきます。

自分のまわりの現象を体系立てて考えてみたくなるからこそ、飛び出してくる質問です。「子どもだから適当でいいや」と思わずに、わかることは丁寧に応えてあげましょう。大人が「わからない」「知らない」と適当に応えていると、子どもも何か聞かれたとき、考えることをしないで「知らない」と即答するようになってしまいます。

「なぜ、雨は降るの?」と聞かれたら「お空さんが泣いて、お花や大地に水をあげているのかな」と答えたり、「なぜ、トンボっていうの?」と聞かれたら、「チョウチョやバッタと区別するためだと思うよ」と応じたり、必ずしも正解を答える必要はありません。自然に関する質問には、メルヘンチックに応えたり、臨機応変にユーモアを交えてやりとりを楽しみましょう。

答えに困ったときや、子どもがその答えは納得がいかないという顔をしているときは「○○ちゃんは、どう思う?」と逆に質問してみるのもいいでしょう。手が離せなくて応えられないときも、「今、洗い物をしているから、少し待ってね」と返事をしてあげましょう。

「なぜ?」「どうして?」という質問が出るようになると、「○○だから、ダメね」など、「○○だから、××」という説明が理解できるようになり、子どもとのコミュニケーションが楽になります。