大泣きパニックは抱きしめて
おしゃべりが上手になって、日常生活のやりとりがスムーズになってくると、癇癪(かんしゃく)を起こすことも減ってきます。とはいえ、まだ大泣きパニックを起こすこともあります。
パニックになっているときに、大きな声で叱ると、子どもはますますパニックになっていきます。静かな声で話しかけてあげましょう。泣きわめいている子どもを、言葉で諭すのが難しい場合は、抱きしめて背中をトントンたたいてあげると効果があります。
ママやパパのぬくもりが、子どもの気持ちを落ち着かせるのです。子どもの言い分もきちんと聞いてあげましょう。泣きじゃくっていて、すんなり言葉が出てこないかもしれませんが、自分の話に耳を傾けてくれる存在がいることで子どもは安心します。
でも、「ダメなことはダメ」と、社会のルールはきちんと教えましょう。気持ちをそらせて切り抜けるのは2歳までです。叱った直後はご機嫌をとったりせず、一人でゆっくり考える時間を持たせてあげるのが大切。
叱ったあとは、親もいつまでも感情を引きずらずに気持ちを切り替えて、いつも通りに接するように心がけましょう。