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集団で遊ぶルールを覚える

友だちとごっこ遊びをするときは、ストーリーや設定のイメージを共有できないと、一緒には遊べません。

しかし、3~4歳になると、少しずつ他者と遊びのイメージを共有できるようになり、一人遊びや大人と遊ぶ時期を卒業して、友達と遊べるようになります。集団遊びのおもしろさを味わいながら「だるまさんがころんだ」などのルールに沿った遊びも自然にできるようになります。

集団で遊ぶには自分の持っているイメージを提案したり、相手のイメージを受け入れるとともに協調性も必要です。協調性のある子は、友達が遊んでいるところに行き「いれて~」と声をかけて仲間に入り、その遊びのイメージに従うことができます。

協調性をやしなうためには、やはりお友だちとたくさん遊ぶことです。楽しさだけでなく、喧嘩したり、傷ついたり傷つけられたりということも通して、相手の気持ちを汲んで、上手に付き合っていくことを学んでいくものなのです。

子どもが喧嘩してしまったり、何か落ち込むような出来事があった様子なら、話を聞いてまず子どもの気持ちを汲んであげた上で「どうしてそうなっちゃったのかな?」「そのとき、あの子はどう思ったのかな?」と考えさせるといいでしょう。