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赤ちゃん返りのサインをキャッチする

下の子が生まれたり、幼稚園に入学したり、新しい環境でストレスを感じているとき、赤ちゃん返りをすることがあります。

今まで一人で服を着ることができたのに「着せて」とごねたり、おもらしをしたり、赤ちゃん言葉を使ったり。そんなときは「もう大きいのにおかしいよ」とは言わないで、子どもの甘えたい気持ちを受け止め、ペースを合わせてあげましょう。親にたくさんかまってもらうことで、心が満たされて、安心してもとの生活に戻ることができます。

下の子が生まれたときは、ママかパパが上の子と2人きりで向き合う時間を作ってあげましょう。お風呂でもいいし、赤ちゃんが寝ている時間にお膝の上に抱っこして本を読んであげるのもいいでしょう。でも、赤ちゃんの鼻を布でふさぐなど、危ないことをしていたら、きちんと叱って、いけないことだと教えましょう。

入園などで緊張しているときは、どもったりする吃音(きつおん)がみられることがあります。ここで親が心配し過ぎてしまうと、それがプレッシャーとなってさらに長引いたり、本人がコンプレックスとして意識するようになってしまいます。どもりや吃音は、本人の気持ちが落ち着いてきたら自然とおさまるものなので、そっと様子を見守りましょう。

特に環境の変化がないはずなのに赤ちゃん返りが始まったときは、どうしてかな、と理由を考えてみましょう。そういえば、最近はスキンシップの時間が少なかったとか、幼稚園の運動会の練習で疲れていたとか、何か思い当たることがみつかるかもしれません。