ウソツキって言わないで
子どもが描いた絵を見ていると、現実と空想が入り混じっていることがあります。同じように、子どもは経験したことを話すとき、自分なりの解釈をしていった結果、虚実が入り交じってしまうことがあります。
うまく説明のできない部分を自分なりの言葉で補っていったら、都合のいい物語ができあがってしまうこともあるようです。そんな子どもの話を聞いたとき、「ウソをついてはいけません」と頭ごなしに叱らないようにしましょう。どこをどう考えるとそんなふうになるのかな~と、分析してみるとおもしろいですよ。
でも、何かを壊してしまったときに、「誰がやったの?」と聞かれて、とっさにウソをつくこともあります。以前に同じような失敗をしたときに、叩かれるなど、怖い思いを経験していると、ウソをついて逃れようとする傾向が強くなるようです。
この場合は、親としての以前の自分の対応も反省しながら、ウソをつくのは悪いことだと断固たる態度で注意しましょう。